病院や介護施設などブログのネタに困っているなら参考にしてください。
いつも訪問コンサルティングで聞かれることのトップ3にあるのが、ブログを更新するためのネタに苦労するというお話です。
非常によくわかります。共感です。
新商品がどんどん出てくるようなアパレルのお店であれば、なんの苦労も無く次々毎日更新できますが、医療現場であればそのようなことはなかなか少ないのが現状です。
アパレルの事業は、他の苦しみもありますが、その話はまた別の機会に・・・。
あと、困りごと相談のトップ3の他の2つもまた別に機会に書いておきますので参考にしていただければ幸いです。
では先に、病院や介護系の事業所ブログの毎週アップできるようなヒントと気づきのお話から進めいきますね。
考え方を整理する
それでは、本編に入ります。
医療や介護の事業所がブログのネタにアップしている内容で、「それはどうなの?」って内容ありますよね?
個人のグルメ情報や旅行の内容など、事業所としてオフィシャルブログとして脱線している系統の内容です。
いいんですよ、それでも。。。。
でも、一応私もコンサルティングで相談されたときにですよ・・・
「グルメレポート」でも「ライブ参戦レポート」でもいいんじゃないですか?って答えるわけにはいかないですよ。
それに、後からお話する「独りでやらない」ってことを初っ端から否定してしまうことになるからです(笑
こっち都合だけでもありませんが、事業所のオフィシャルサイトということなので考えましょう。
となると、どんなことを書けばいいのかって話に戻ります。
次にネタを考えてみましょう。
ネタは豊富にある
いちばん重要なお話になります。
医療も介護施設も共通で使えるネタ
必ず書けるネタの素を、挙げていきますね。
これで書けないと考えられる方は、もうこのページを読む必要すら無いですね(笑
それくらい明確なネタです。
- 勉強会(院内・施設内)
- 院内(施設)イベント
- 学会への参加(外部への出張など)
- 施設の改修や、お知らせ
勉強会は、どんな小さな会でも構いません。規模ではなく、テーマは何か参加したメンバーはどのような気付きがあったのかがポイントで、実施の事実と小さな気付きにフォーカスすることで記事を素敵なイメージに仕上げることができます。
イベントは、特に説明の余地はないと思います。
ただ、「やりました」「患者さん、利用者さんの笑顔が溢れていました」などの締めくくりに留めないで、記事を書いてる職員は具体的に何を手伝ったのか、どのように感じたのかを綴ることが記事に人の介在が感じられるようになります。
学会の参加は、院外に出ていくことになるので様々なネタがあると思いますので、2回に分けてもいいですね。
旅行気分ではありますが、大事なことは何を学び何を感じたのか。そして、どのように普段の業務に活かされるのかを綴ることで十分な記事になります。
参加したレポートを出さなくてはいけないと思いますので、
4つめの施設の改修などは、エレベーターの点検がある、消防訓練(検査)なども含まれますので年に何回かは確実にあると思います。
専門職ならではの知識や考え方をネタにする
このネタの素は、専門職ならではの知識を種にして記事を綴ります。
どんなことが書けるのかヒントをまとめますと・・・
- 医療の情報に関するトレンド
- 介護の情報
医療の情報ですと、季節ごとに話題になる事を記事にします。
つまり、春:花粉症、夏:熱中症、秋:食中毒、冬:インフルエンザと、いうイメージです。
注意喚起でも予防のコツでも記事になります。
記事を拡大するには、検索すると「昨年の事例」「今年の流行予測」など記事の導入部分が十分書けます。
介護の情報も、医療と同じようにすることも可能です。さらに、難しい介護保険のことなども情報にすることが出来ると思います。
法令が変わった時は、チャンスですね。
ニュースをネタにする
これが一番手っ取り早いです!
自分の周りにネタが無い時は、ニュースを見ましょう。
きっと、医療や介護に関するニュースが有るはずです。
無いかもしれないと思う時は、ニュースを目にしたときにすぐに書いておけば、1つ記事が出来てしまいます。
書き方も超簡単です。
スタッフ同士で、記事になりそうなニュースを話題にします。昼食のときでも構いません。
記事を書く人以外の考えを収集します。
これでバッチリ。
暦と天気は鉄板ネタになります
毎月ブログを更新したいけど、ネタがないという時は暦を遣います。
ああ、もう10月で今年もあと3ヶ月で早いです〜と、しょうもない導入が可能になります。
これで確実にとりとめのないブログ記事が12本生まれますね。
倍にしたければ、24節季がありますので挑戦してください。
こちらは、少し高尚な文学的で日本の古風な部分を持ってこれるのでブログを書いている方のイメージがちょっとアップするかもしれません。
もっともっとという方は、「今日は何の日」で引っ張れば毎日記事が書けます。
ただし、書けるだけです。
医療や介護に絡めたブログ記事に出来るのは、少しだけヒネリが必要になりますのでよっぽど困ったときに使うテクニックです。
先に毎月1本書けると言いましたが、実は今月の予定という無茶な記事も書けます。
予告で1記事作るという事になります。
その先には、報告が有るので展開としてはかなり量産が可能なテクニックです。
もう、ここまで話させておいて「書くことが無い」なんて言わせませんよ(^^;
記事の構成は、ニュースの概要から入り私(記事を書く人)の考えを専門的な視点で書きます。
次に、他のスタッフに聞くと言う形で、先程聞いた内容を少しアレンジします。
最後に、医療機関や介護施設としてのあり方、考えなど当たり障りない範囲でまとめます。
これで、500〜1000文字くらいは十分書けますね。
月に10本という目標を掲げたらなら、その半分くらいはこのネタと手法でクリアできますね。
組織的に更新を進めるためのコツ
いいアイデアも手順がいくらあってもそれを動かしていく人員や意志がなければ机上の空論で妄想にしかなりません。
ここでは、うまく組織の中に行動を取り入れていくためのコツをお話していきます。
独りでやらない
独りでやらないということが何より大事です。
組織として必要な仕事なので組織で取り組むことが第一条件です。
孤軍奮闘では、すぐに力尽きます。
中途半端で辞めてしまうことは、最も恥ずかしいことなので人材の配置が実現できないという場合は、このブログを運営することの企画を見直したほうがいいかと思います。
余談ですが、トップダウンでも複数のスタッフがブログ運営をできない場合も同じです。
最低でも3名で進めることを推奨します。
記事を2名で書き、チェックする人が記事を一緒にブラッシュアップするようにします。
これを毎週でも記事ごとでもいいのでローテーションするようにしていけば飽きずに継続できます。
また、経営者はブログ運営のコストとして少しでもインセンティブを付けてください。
これも重要なことですね。
コンテンツのチェック体制
記事は、サクサク書けるとしても、記事をオフィシャルでの発信と考えると手が止まってしまうのが、検収の過程です。
ここは、独りに背負わせるのではなく3名のチームが有るのでチェックスる担当が誤字脱字、表記のブレや問題表現が無いことだけをチェックします。
そして、チーム全員でこの記事は大丈夫かを確認します。
大丈夫であれば、公開します。躊躇なく公開してください。
早くアップする
ダラダラ見ていても、ササッとアップしても結果は変わりませんので出来たら早々に公開してください。
そして、気になることがあれば修正すればいいのです。
これは、ネット媒体の良さですね。
何事も早々に終わらせる事が重要です。
10日前の勉強会をアップしても意味がありません。
何やってんだろうとネガティブなことを思われるだけです。それよりもサクサク上げると院内からもブログチームは仕事が早いと評価されるだけでなく、身内からファンになってくれます。
そして、ブログ運営のコストを捻出する価値が有ることも納得できますし、いいことばかりですね。
後からでも修正できると考える
先にもいいましたが、ブログは後からでも修正できます。
間違いに気づけば修正していいんです。これが、ネット媒体の大きな魅力です。
全く違う文章にしてもいいんですが、二度手間になるので一応先に出したものは尊重しましょうね。
でも、後からでも修正できると追う柔軟なことは覚えておいてください。
楽しみながら作業する
楽しくなければ続きません、ストレスを抱えていてはもいい結果に繋がりません。
しっかり楽しく仕事することが大事です。
ブログだけでなく、本来の業務も同じですね。
人生もそうですね。
楽しくありたいと思います。